ダブルスのとき、リターンのサイドはどういう観点で選んでいますでしょうか
「ストロークが得意だからフォアサイド(デュースサイド)。ボレーが得意だからバックサイド(アドサイド)」
「ボレーが苦手だからフォアサイド。ストロークが苦手だからバックサイド」
このような会話が割と聞こえてくることが多いですが、ストロークやボレーが得意か苦手かで選ぶことについてはまったく同意できません。
バックサイドでもストロークはたくさんしますし、フォアサイドでもボレーはたくさんします。
なんだったら、フォアサイドリターンの場合はバックボレーが多くなるためボレーが上手い必要があります。
フォアサイドはバックハンドリターンを逆クロスに打つ必要があるため、これが得意だという人は胸を張ってフォアサイドを選ぶというのはいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、バックハンドリターンの逆クロスはテニスの中で最も難しいショットと考えられており、男子ダブルスのブライアン兄弟は左利きのボブ・ブライアンがフォアサイドで、右利きのマイク・ブライアンがバックサイドをすることが多いらしいです。
私の考え方だと、上手な方がバックサイド。
理由は、2ポイント目が重要なこととゲームポイントでリターンすることが多いから
こう言うと「1ポイント目の方が重要だ」という人が必ず出てくると思いますが、異論は認めます。あくまで私の考えです。
まず、シングルスなら一人でどちらもやりますがダブルスだとずっと同じサイドでリターンをします。同然ですが…。
そして、もっと大事なことですがテニスってどこかで2点連続で取らないとゲームを取れないんです。これ、意識している人はあまりいないと思います。
草試合だとノーアドやセミアドがほとんどだと思いますが、2点連続で取ることや取らせないことの重要性は変わらないと思います。
15-0になったときにきちんとリターンをこなして30-0にすることや0-15になったときに15-15にもっていくことの大切さからバックサイドリターンは上手な方がやるべきだと思います。
また、バックサイドは40-0、0-40、40-30、30-40、Adv-40、40-Adv、フォアサイドは40-15、15-40でゲームポイントがやってきます。アドバンテージについては草試合だとあまりないかもしれませんが、それでもやはりバックサイドがゲームポイントでリターンをすることが多いです。
2点目にしてもゲームポイントにしても、相手のファーストサーブをきちんと返せるか、セカンドサーブを無理なく攻めれるかというのはテニスでかなり重要なことだと思います。
リターンが上手だとダブルスのパートナーとして信頼されやすくなると思います。
今後のサイド選びに少しでも役立ってくれるたらいいなと思います。
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